
このコーナーでは様々あるカメラについてまとめていきます。
カメラとは基本的に、遮光されたボディ(暗箱)に、
(1)レンズ、(2)シャッター、(3)ファインダー、(4)焦点調節装置、(5)フィルム装填部、
の部品で構成されるものです。レンズには通常絞りが組み込まれてのがほとんどです。
カメラをファインダーの方式で分類すると、次の四種類に大別出来ます。
撮影範囲を知る為のビュー・ファインダー(ファインダー)を撮影用レンズと独立させて取り付けたもので、
構造が簡単な為安価なカメラに使用されます。
ファインダーには簡単なレンズが使用される事が多いが、
ライカMシリーズの様に距離計と組み合わせて精密な焦点調節を可能にしているものも存在します。
これらは距離計連動式カメラ(レンジファインダー・カメラ)と呼ばれます。
この形式の不可避の欠点として、
撮影用レンズとファインダーが独立している事によるパララックス(視野の誤差)が生じてしまいます。
そこで殆どの距離計連動式カメラにはパララックス補正装置が組み込まれているのです。
ビュー・ファインダー・カメラはその構造上、極端な近接撮影にはあまり向いておりません。
一眼レフカメラとは、撮影用レンズとフイルムとの間に45°の反射鏡を配し、
上方(一部のカメラにあっては側方)のピントグラスで実際の撮影範囲を確認出来るようにした
『一眼レフレックス式』のカメラです。
撮影用のレンズをそのままファインダー光学系の一部として使う為、
パララックスが発生しない、レンズを交換すると自動的にファインダー視野も切り替わる、という利点を持ちます。
反射鏡によりファインダー像は左右逆像となるが、現在一般に市販されているものでは、
更にペンタプリズム等を組み合わせて左右正像となるように調整されています。
撮影の際に反射鏡をはね上げる時の衝撃が大きくなり易い事や、
撮影中はファインダー像が見えなくなる等の欠点があげられますが、クイックリターン・ミラーの開発等、
様々な改良が進められた結果、これらの欠点はほぼ克服され現在のカメラのメインストリームとなっています。
カメラメーカーやレンズ専門メーカーから発売される広角・マクロ・望遠・魚眼等
豊富な交換レンズの存在も一眼レフカメラの魅力を増しています。
二眼レフカメラとは、一眼レフカメラと同様に45°の反射鏡を使って、
本体上部のピントグラス上にファインダー像を得る方式だが、
撮影用レンズと同等のファインダー用レンズが別に存在する(二眼レフレックス式)カメラをこう呼びます。
通常、レンズは上下に配置され、ピント調節の際に同調するようになっています。
一眼レフよりも構造が簡単だが、ビュー・ファインダー・カメラと同様にパララックスが生じるのが欠点といえます。
また小型化するのが難しく、レンズ交換が出来る機種も少ないです。
ビュー・カメラとは、フィルム面にピント・グラスを置き、
撮影レンズが結ぶ像そのものを確認出来るように工夫した構造となっています。
撮影の際はピント・グラスとフィルムを交換することとなります。
レンズを取り付けた前枠とピント・グラスをつけた後枠の間を蛇腹で連結したものが一般的で、
シートフィルムを使う大型カメラでは一般的です。前枠や後枠を上下左右にずらせたり傾けたりして、
画像の歪みやピントを補正する事が可能となります。
デジタルカメラとは、デジタル媒体を使用するカメラをいいます。
フィルムの代わりに固体撮像素子(イメージセンサー)とメモリーカードなどの記録媒体を使用、
カメラ内部の画像処理プロセッサで撮影した写真をデジタル処理して、画像データとして記録する仕組みです。
ファインダーを持つものも存在しますが、
多くは撮像素子から得られるデータを内蔵した液晶モニター等に表示する機能を持っています。
コンパクトデジタルカメラの場合は液晶画面上に撮影中のデータも表示可能で、
ファインダーの代わりとして使用可能(小ささを追求した機種では光学ファインダーを無くし、
完全に液晶画面がファインダーとして使用されます)ですが、デジタル一眼レフカメラの場合は、
特殊な機構を搭載した一部の機種を除き、
基本的にその構造上撮影中のデータを液晶画面上に表示することは出来ません。
なお、デジタルカメラと区別する為に、これまでのフィルムを使用したカメラは、
便宜上フィルムカメラや銀塩カメラと呼ばれます。
35mmフィルムを使うカメラ。画面フォーマットとしてはライカ・サイズ(24mm×36mm)が主流となります。
一コマ分を長手方向に半分にして使用する35mmハーフ版、
126カートリッジ・フィルム、APSフィルム(IX240)を使うカメラも小型カメラと呼べるでしょう。
中型カメラに分類される中判カメラは、120フィルム(ブローニ・フィルム)または220フィルムを使うカメラ。
画面フォーマットとしては、6×4.5cm、6×6cm、6×7cm、6×8cm、6×9cm、6×12cmなどがありますが、
実際の画面サイズはカメラによって違う事もあるます。
大型カメラに分類される大判カメラは、4×5インチ以上のシートフィルムを使うカメラ。
4×5、5×7、8×10などがこれにあたります。
16mmフィルムやミノックス・サイズのフィルムを使うカメラ。
戦前~戦後に流行した豆カメラや、110カートリッジ・フィルムを使うカメラ
(ポケットカメラと呼ばれていた)等をいいます。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』